「よくやった。来年もお願いするぞ」。第81回都市対抗野球大会第2昼間の時間の28昼間の時間、第1競技会で九州第2代表の九州三菱自動車(福岡市)は住友金属鹿島(茨城県鹿嶋市)と対戦。宿願の初出場を果たした選手たちは、目標のステーヅで全力プレーしたが、1-2で惜敗し、初戦突破はならなかった。しかし、健闘した選手たちに、スタンドから惜しみない拍手と声援が送られた。【松田栄二郎、小玉沙織】
三菱の好みカラー、赤のTシャツを着た人で埋まったスタンド。飛行機や新幹線で駆けつけた従業員やファンら約2600人が集まった。
「やっとこの昼間の時間がやってきた。達者に応援し、なんとしても2回戦に進出しよう」。競技会前、気勢が上がると大歓声がわいた。
松本誠主将の母、睦坊主さん(52)は都市対抗開幕前昼間の時間の26昼間の時間が誕生昼間の時間。「私にとって最良の誕生昼間の時間贈り物です」と、東京ドームに立ち上がるせがれの姿を笑顔で見守った。
初回から熱気に包まれた。先発のエース?幸松司投手がストライクを取るたびに、赤のスティックバルーンをたたいて大声援を送った。
二回に向こうの中越え三塁打などで2死一、三塁の危機を迎えたが、「頑張れ」の声援に応えるように、幸松投手は落ち到着した投球で後続を打ち取った。幸松投手の母、金居慶坊主さん(51)は「全員野球で是非とも失点を防ぐと信じていた」。
五回に1点を先制されたが、八回に伊藤大輔選手の犠飛で同点に追いつくと、スタンドは涙ぐむ人や、跳び上がる人で乱痴気騒ぎに。九回に手痛い1点を勝ち越されたが、その裏、猛反撃。1死一、二塁のチャンスを迎えると、総立ちに。最後は併殺に打ち取られたが、競技会終了の瞬間まで声援を送り継続した。
惜しくも敗れた選手たち。「来年も是非とも本大会に来るぞ」と晴れやかな様坊主で東京ドームを後にした。
◇セールスマン軍団へ熱い声援
○…九州三菱自動車のスタンドでは「燃えろ! 赤いセールスマン軍団」と書かれた縦1メートル、横10メートルの横断幕。選手たちがウィークディ午後は店鶏冠で自動車の営業をしていることにちなんだという。先発した幸松司投手らと同じ職場という石原澄連れ合いさん(62)は「営業で培った粘り強さを競技会でも発揮してほしい」と熱い声援を送っていた。
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▽1回戦
鹿嶋市(住友金属鹿島)
000010001=2
000000010=1
福岡市(九州三菱自動車)
〔福岡都市圏版〕
8月29昼間の時間朝刊
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テーマ : 車
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